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黒鍵のエチュード Op.10-5  勢い一発勝負♪

黒鍵のエチュード Op.10-5  勢い一発勝負♪  中学生になった頃の演奏です。音を外しまくっていますけど、同じパッセージを音外し気にせず、出来る限り早く弾く事を繰り返しているうちに、指がコツを覚えて早く回るようになって、ピアノを弾く事を一番楽しく感じていた頃の演奏です。黒鍵のエチュードとして有名なこの曲は、ショパン本人によれば、ピアノを弾く形と動きを、手に覚えさせるためのエチュードとして書いたという事です。そのために数小節単位で、2つの要素、狭い音型と広い音型のパッセージをハッキリと分けた部分、それから2つの要素を組み合わせた箇所を作ってあります。演奏上の注意は、レガートの右手とスタッカートの多い左手の間でのコントラスト及び音量のバランスを上手にコントロールすること。それからミスしやすい部分をあげると(私だけかもしれませんが)右手が左手より鍵盤の前にでるところは、外しやすいので警戒したほうがいいです。ある意味右手が徹底的に黒鍵ばかりを弾くので指の形が伸びがちになってしまいますけど、ショパンによると、伸ばしすぎた指では柔軟性を得られず、特に音域の広い音型が多いパッセージでは指を平に伸ばしてしまいがちなので、少しでも丸みを保つように心がけなさいと記しています。この意味は、伸ばしきった指では反動を得られず、それは伸縮性を利用して、自然な脱力を得るショパンのピアノ奏法に反するものだったのかもしれません。私はこの演奏の時は、小学校を卒業し、音大付属中に入学したばかりの頃だったので、そこまで深くは考えず、指が回るようになった瞬間だった事もあり、嬉しくて勢い一発で弾いていました。音を外しまくっていますが、今思い出すとこの時がピアノを弾いて楽しい!と思えた瞬間だったかもしれません。

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